日本初公開！台湾人がAmazon.co.jpで購入している商品ランキング

現在、多くの台湾人が日本のネットショッピングを積極的に利用しています。日本の様々なショッピングサイト中でもAmazon.co.jpは海外発送に対応しているため、台湾から気軽に日本のショッピングを楽しむことができます。アマゾンを利用し爆買いしている人もいます。

この記事では2010年より台湾向けSEOや、インバウンド集客、台湾向けマーケティングサービスを提供してきたフレンド台湾がお届けいたします。

下記の内容を理解することで台湾インバウンド集客や台湾向け越境ECマーケティングのお役に立てれば幸いです。

台湾でAmazon.co.jpの人気が高い理由

日本のアマゾンは台湾でも人気がとても高く、利用者が非常に多いサイトとなっています。下記その理由はをまとめてみました。アマゾンで爆買いする人がいる理由がわかります。

1.海外発送対応

「海外発送対応」これが一番大きな人気の理由となります。すべてのアマゾンで扱っている商品ではありませんが、Amazon.co.jpが発送する商品の多くは海外発送に対応しています。

そのため、台湾や他の国へ直接配送してもらうことが可能です。楽天市場なども海外発送に対応しているショップもありますが、比較的少数です。アマゾンでは海外発送に対応している商品やショップのみのフィルターをかけて検索できるため、目的の商品を容易に探すことができます。そのため海外ユーザーは気軽にアマゾンを使用してショッピングをすることができます。

海外発送に対応していないサイトの場合「転送サービス」を利用する必要があります。「転送サービス」とはショップから商品を一旦日本国内にある倉庫へ送付してもらい、倉庫から再度国際郵便で海外へ発送するサービスです。転送サービスを利用することでほぼ日本のすべてのECサイトの商品を海外から購入できるというメリットがあります。一方、転送手数料がかかることや、日本国内の発送日数と倉庫に入庫してから海外へ発送する時間などが必要で商品受け取りまで時間がかかってしまうというデメリットがあります。

アマゾンでは「海外発送対応」ため、海外から気軽に買い物を楽しむことができます。しかも転送サービスの手数料も不要で、国際送料も郵便局などを利用するより安いというメリットがあります。さらにアマゾンの物流センターから素早く発送され３日から１０日程度で台湾にて商品を受け取ることができます。

2.免税

アマゾンから海外に直接発送した場合、自動的に消費税が免税となります。そのため海外ユーザーはお得にショッピングを楽しむことができます。

楽天市場などの海外発送に対応しているショップを利用した場合や、転送サービスを利用した場合は消費税の支払いが必要となります。

免税のために特別な手続きも不要で、海外の住所を指定するだけでアマゾンのシステムが自動的に免税を適用してくれます。

3.返品可能

海外ユーザーが越境ECを利用するにあたり不安に感じる理由として、輸送過程の損傷や、商品の初期不良等の問題があります。アマゾンでは不良品が届いた場合、３０日間無料で返品することが可能です。しかも返送にかかる国際郵便の費用もアマゾンが負担してくれます。そのため海外ユーザーは安心してショッピングすることができます。

4.中国語対応

Amazon.co.jpは中国語（簡体字）のインターフェースに切り替えることができます。機械翻訳による翻訳とはなりますが、日本語がわからない台湾のユーザーもサイト内容をかなり理解できるため、比較的安心してサービスを利用することができます。

なお、楽天市場は現在、日本語のみの対応となっています。

5.安い

基本的にアマゾンの価格は他のショッピングサイトと同じかそれより安い場合が多く、海外のユーザーからすると、さらに「円安」のため現地で購入するよりかなり安く日本の商品を入手することができます。台湾でも日本の商品が販売されていますが通常日本の３－５倍程度の価格付けがされています。

アマゾンを利用すれば、免税で海外発送してくれ、しかも台湾現地で購入するより大幅に安く、返品も可能で中国語にも対応しているため多くの台湾人がアマゾンを利用している理由となります。

【日本初公開】台湾人がAmazon.co.jpで購入する商品ランキングトップ５０

下表は台湾のあるアフィリエイトサイトを経由してAmazon.co.jpで購入された商品のランキングです。恐らく日本初公開となります。期間は2023年から2024にかけての約1年間で購入された商品です。

Amazonギフトカード

１位は意外な結果の「Amazonギフトカード」となっています。
ギフトカード購入の目的は様々で、一つに現在円安のため、今のうちにお得に円に交換しておこうという需要があるようです。また、Amazon Musicなど日本限定のサービスでは海外発行のクレジットカードは使用できないためギフトカードを利用して支払いしている人もいるようです。また、アマゾンの買い物を便利と感じ、友人に送り元として購入している人もいます。

家電関係

家電関係で一番人気はTOTOウオシュレットです。台湾でもTOTOウオシュレットは販売されていますが、選択できる機種が少ないこと、同程度の機種でも日本より1.5～2倍程度高いため、アマゾンで購入する人が多い理由となっています。TOTOウオシュレット関連のパーツや水栓もランクインしています。TOTOというブランドの信頼度を反映している結果と言えるでしょう。

第4位にランクインしているのはHotaluX(NEC)のシーリングライトです。日本製なのにコスパが良いことが人気の理由です。

家電関係ではサロニア ストレートヘアアイロンが6位にランクイン。こちらもコスパの高さで人気となっています。

その他、脱毛器、XGIMIのプロジェクター、浄水器、除湿器、PC用ディスプレイ、ブラウンシェーバー、電気毛布、体重計等が家電関係でランクインしています。

Kidle等のアマゾンデバイス

台湾では売っていない（購入できない）商品の一つとしてKindle等のアマゾンデバイスがあります。ランキングでは18位と48位にKindle PaperwhiteやOasisがランクインしています。

さらにKindle関連では日本語の電子書籍も人気があり、書籍では「TSMC 世界を動かすヒミツ」がランクインしています。

ドラッグストア商品

アマゾンでも人気のカテゴリとしてドラッグストア商品があります。こちらは「海外発送」に対応していない商品も多いため、転送サービス等を利用して購入している方が多いようです。アリナミン、DHCのサプリ、化粧水などがランクインしています。

アウトドア商品

スノーピークのマグカップやキャンプ用バナーがランクインしています。台湾ではアウトドアの人気が高く、ランク外でもキャンプ用テント、折り畳みチェアー、石油ストーブ等がランクインしています。

台湾で買えない日本の商品

下記で紹介する商品は台湾では買いたくても台湾現地でほとんど販売していないため買えない商品です。そのため、訪日旅行の際や日本のネットショッピングを利用して台湾人が購入している商品となります。

1.アマゾンデバイス

台湾では基本的にアマゾンデバイスの購入はできません。具体的にはKndle、Fire TV、Fireタブレット、Echoなどです。これらの商品は表示言語を外国語に変更するもでき、海外でも利用可能ですが、現時点で台湾Amazonがないため、台湾では購入できない状況です。

2.電気毛布、石油ファンヒーター

台湾の温暖な気候のため電気毛布や石油ファンヒーターは台湾ではほぼ販売されていません

ただ、台湾北部の冬場は期間は長くはありませんが、最低気温が5度程度になる日もあります。そのため、少数ながら電気毛布や石油ファンヒーターが欲しい人もいます。また台湾ではアウトドアの人気が高く、標高の高い山地のキャンプ場に行く場合に電気毛布や石油ファンヒーターを活用する人もいます。

まとめ

この記事ではなかなか他では得ることができない情報である台湾人がAmazon.co.jpを利用する理由,台湾人がAmazon.co.jpで購入する商品ランキングそして台湾で買えない日本のものを紹介しました。台湾で人気の日本商品も知ることができました。

台湾向けに商品開発やマーケティングする上で参考にしていただけると幸いです。

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