台湾５大口コミサイトー日本初公開!少しディープな台湾口コミ事情

台湾では口コミサイトの人気が非常に高く、学生、主婦、社会人、中年層に至るまで、幅広い年齢層の人々が利用しています。

日本で「口コミ」というとGoogleマップの口コミが思い浮かぶのではないでしょうか？台湾でもGoogleマップの口コミの人気は高く多数の人々が利用しています。

今回、Googleマップ以外に、少しディープな台湾の口コミ事情について解説します。恐らくこの情報は日本初公開となります！現時点で日本語にて同様の情報を提供している個人や企業はいないようです。

この記事は台湾現地にて2010年より台湾SEOや台湾インフルエンサー施策サービスを提供してきたフレンド台湾が提供いたします。「口コミ」は台湾マーケティングにおいて非常に重要な武器となるため台湾人のインバウンド集客や台湾向けに越境EC強化を目指しておられるお客様に下記の情報がお役に立つことを願っております。

台湾口コミマーケティング成功の秘訣については下記のページをご参照ください。

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台湾口コミサイトの人気度

ここでいう「口コミ」サイトというと、日本でいう、「2ちゃんねる」と「5ちゃんねる」に相当します。「2ちゃんねる」は日本最大級の電子掲示板（匿名掲示板）サイトで、複数の電子掲示板の集合体であり、様々な話題について各掲示板で討議されています。

台湾ではこのようなサイトのことを「論壇」サイトと呼ばれています。様々なな話題やテーマについての討議がなされており、それらが「口コミ」を形成しています。

基本的にアカウント登録さえすれば、誰でも発言することが可能です。また、アカウントがなくても、他の人々の発言を閲覧することができます。積極的に発言する人もいれば、他の人の意見を参考にする目的で利用している人もいます。

その人気度は非常に高く、2023年のSEMRUSHによる統計では、台湾で最大の論壇サイトPTTが、台湾の人気Webサイト中、第５位を記録しています。それがどれほど凄いことかと言うと、Google,YouTube、Facebook、Yahooといったグローバルプラットフォーム４つに続いての第５位のため、その人気度をご理解いただけるのではないでしょうか？

下表は2023年台湾の人気Webサイトトップ２０ランキングです。そのうち、「論壇」サイトが5位、9位、13位、18位にランクインしています。このことから台湾では「口コミ」サイトの人気が非常に高いという事実を見出すことができます。その人気度は日本人の想像以上だと思います。

下記は日本と台湾の人気Webサイトランキングを比較した記事となっていますので、興味のある方はご覧ください。

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台湾５大口コミサイト

1.PTT

PTTは台湾で最も早く設立された論壇サイトです。台湾最大のインターネットコミュニティで、登録メンバー数は300万人以上、サイト訪問者数は毎月１億5000万人以上となっています。

PTTは当初BBS電子掲示板から始まり、学術的な目的の討議がなされていました。後に多くのネットユーザーにより利用されるようになり、幅広い討議がなされるようになりました。

PTTは特定のログイン回数制限を設けてユーザーの忠誠度を保持しています。例えば、選挙期間中にはGossiping版で発言するためには2000回以上のログインが必要で、通常時は360回以上です。

大勢のネットユーザーがいるため、投稿や推薦の内容がしばしば社会の風向きを変える世論になり、選挙から派生する政治事件も絶えません。それだけ社会に大きな影響力を与える存在となっています。

2.Dcard

Dcardの登録メンバー数は100万人以上で、毎月のサイト訪問者数は3000万人以上となっています。

Dcardは2011年に台湾大学の情報管理学科の林裕欽と簡勤佑によって共同創設され、初めは台湾大学と政治大学の学生のみに登録を開放していました。

2021年には台湾の身分証を持つ全ての人が登録できるようになり、それよりユーザーが大幅に増加し、ネットフォーラムでの世論のリーダー的な位置を確立しつつあります。

Dcardの主なユーザー層は18歳から25歳の学生ですが、Dcardが設立から10年を迎えるにつれて、多くの学生が社会に出て、現在では子育て、ブランド品、不動産購入など、社会の若者をターゲットにしたコンテンツが増えています。

3.Mobile01

Mobile01は主にコンピューター、家電、不動産、さまざまな電子製品について討議するサイトで、登録メンバー数は4,000,000人以上、毎月のサイト訪問者数は3500万人以上です。

2013年にステマ事件を経験した後、一時的に低迷しましたが、近年はコンピューター、家電等の話題に注力し、公式の開封イベントを開催することで、消費者の関心を引きつけています。またAppleの発表会の際には、台湾の深夜に関連記事を積極的に投稿しています。

Mobile01は現在も3C製品、自動車、家電、子育て関連家庭用品のレビュー記事を集めた公開フォーラムとなっています。レビュー記事分野で専門性を持つ地位を確立しています。

4.BAHAMUT(gamer.com.tw)

BAHAMUTは1996年に創立さたオンラインゲーム、モバイルゲーム、アニメや漫画に特化したウェブサイトです。

登録メンバー数は5,000,000人以上、毎日のアクティブユーザー数は7,000,000人以上です。

BAHAMUTには各ゲームの掲示板があり、公式のニュースプレスやゲームレビューも提供されています。現在最も人気があるのは「場外休憩エリア」で、この掲示板の一日の訪問者数は3,000,000人を超え、BAHAMUTで最も大きな掲示板となっています。

5.BabyHome

BabyHomeは2002年に設立された、母親と赤ちゃんのためのフォーラムです。毎月のサイト訪問者数は2,500,000人以上で、台湾最大の子育てコミュニティとなっています。

多くの初心者の母親や妊婦が、妊娠中や育児の様々な疑問について他の人の意見を聞いたり、子育て用品のレビューをシェアしたりする場所となっています。また、BabyHomeで団体購入（ボリュームディスカウントでお得に購入できる）をする母親もおり、これが多くのユーザーが参加する理由ともなっています。

台湾口コミサイト活用方法

以上、少しディープな台湾５大口コミサイト（論壇サイト）を紹介しました。ほとんどの日本人にとって聞いたことのないサイト名ばかりだったと思います。

台湾ではこれらの論壇サイトで熱い討議が多量に毎日なされており、それが口コミを形成しています。そのテーマは多岐にわたり、生活、学術、政治といった内容だけでなく、消費行動に関わる商品レビュー、日本旅行の討議、不動産、コンピューター、お得情報なども含まれています。

もちろん日本の観光地や日本製の製品についての討議もあります。一度これらのサイトをのぞき、自社に関連した内容が討議されているかチェックしてみましょう！

Googleで「（自社のキーワード）+PTT」のように検索すれば結果が表示されます。

例えば、下記は「北海道　レストラン　ptt」と検索した結果です。中を見ると様々なレストランについて討議されています。

日本の企業や自治体が自らこれらの口コミサイトに直接書き込んで、良い口コミを得ていくのは難易度が高いと言えます。そのため台湾人のインフルエンサーにお願いして、ご自身のSNSやGoogleマップに投稿してもらい、それを見た人が、PTT,Dcardなどのサイトへ話題として自然に討議されるようにするのが自然な流れとなります。

フレンド台湾ではこのような口コミを書いてもらえる台湾人インフルエンサーとも提携しています。台湾人のインバウンド集客や台湾向けに越境EC強化を目指しておられるお客様はお気軽にお問い合わせください。

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