【台湾】検索エンジンランキング|日本との比較と傾向|SEO対策分析
台湾SEOを実施するにあたり考慮しなければいけない要素として、台湾で利用されている検索エンジン(サーチエンジン)のシェアを理解することが大切です。ターゲットがはっきりすることで対策が施しやすくなります。下記、台湾と日本で利用される各検索エンジンの利用率を比較します。
フレンド台湾は台湾SEOサービスを2010年より提供しております。そのSEOの経験からお客様に役立つ情報をお届けいたします。下記の情報がお役に立ちましたら幸いです。
検索エンジンランキング
下記のデータは2024年1月時点のdatareportal.comからの引用となります。
台湾
- Google: 92.2%
- Yahoo!: 5.1%
- Bing: 2.4%
- その他(Coc Coc, Baidu, Ecosia, Yandex, Others): 合わせて0.3%
台湾ではGoogleが92.2%と検索エンジン市場において支配的なシェアを誇っています。SEO対策を考える際はほぼGoogle向けに対応することになります。
以前は台湾Yahoo(Yahoo奇摩:キモ)のシェアも高かったのですが近年その低下に歯止めがかかっていない状況です。Yahoo奇摩は日本と同じくトップページにニュースなどを掲載しており、「ポータルサイト」としての役割を果たしています。
Bingは2024年時点で2.4%のシェアで、台湾市場において小さながらも確固たる地位を築いています。BingはMicrosoftの製品であり今後、AI機能の充実とともに増加が見込まれる検索エンジンでもあります。
その他の検索エンジンとしてCoc Coc, Ecosia, Yandexといった検索エンジンがありますが、ほぼ無視できるほどシェアは非常に小さいです。
最後に以外に思われるかもしれませんが中国本土で圧倒的なシェアを誇っているバイドゥ(百度、Baidu)が台湾では約0.1とほぼ使用されていないことです。中国のSEO対策をする上でバイドゥが必須になりますが、台湾ではバイドゥ対策が不要となります。
このように台湾向けにSEOを実施する場合ほぼGoogleのみを考慮すればよく、Yahoo、Bing、バイドゥ(百度、Baidu)も含めシェアがかなり少ないという現状を理解することができました。
日本
- Google: 76.5%
- Yahoo!: 12.2%
- Bing: 9.8%
- その他(Baidu, DuckDuckGo, Yandex, Coc Coc, Others): 合わせて約1.2%
日本でもGoogleが検索エンジン市場において優位的な位置をしめ3/4以上のシェアを持っています。
日本はYahoo!のシェアが12.2%と、台湾と比べても比較的高いのが特長となっています。Yahoo! Japanは日本固有の経済圏を構築しており、ニュース、天気、オークション、ショッピングなど多岐にわたるサービスを提供しているため、検索エンジンだけでなく、ポータルサイトとしての地位も築いています。
Bingが9.8%という意外にも高いシェアを持っていることは、Microsoftのプロダクトが日本での市場浸透が進んでいることを示しています。Office製品などの統合による影響も考えられます。
その他の検索エンジンとしてBaidu、DuckDuckGo、Yandexなどがありますがシェアはいずれも低く、影響力は小さいといえます。
比較
検索エンジン | 台湾シェア (%) | 日本シェア (%) | 差分 (日本 – 台湾) |
---|---|---|---|
92.2 | 76.5 | -15.7 | |
Yahoo! | 5.1 | 12.2 | +7.1 |
Bing | 2.4 | 9.8 | +7.4 |
Baidu | 0.07 | 0.7 | +0.63 |
DuckDuckGo | 0 (リストなし) | 0.3 | +0.3 |
Yandex | 0 (リストなし) | 0.3 | +0.3 |
Coc Coc | 0 (リストなし) | 0 (リストなし) | 0 |
その他 | 0.23 | 0.2 | -0.03 |
Google: 台湾ではシェアが92.2%と圧倒的ですが、日本では76.5%と少し低い数値です。これは台湾でのGoogleの優位性を示していますが、日本ではYahooなど他の検索エンジンも比較的に強い影響を持っています。
Yahoo!: 日本ではシェアが12.2%となっており、台湾の5.1%よりも高いです。Yahoo! Japanのポータルとしての機能やニュース等のコンテンツが日本ユーザーに受け入れられていることがうかがえます。
Bing: これも日本でのシェアが9.8%と台湾の2.4%を大きく上回っています。
まとめ
台湾SEOを実施するにあたり検索エンジンシェアを理解することが重要です。この記事では台湾と日本の検索エンジンランキングを比較してみました。台湾の現状はGoogle対策のみで良いということになります。以外に思われるかもしれませんがバイドゥ(百度、Baidu)の対策が不要であるということです。日本ではYahooの影響力がまだ強いですが台湾Yahoo奇摩(キモ)はシェアがかなり低下してしまいました。
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